|
*競技かるた* |
競技かるたの公式大会では、大石天狗堂製のかるた札が用いられ、百人一首の100枚の字札のうち50枚を使用します。 その50枚を裏返した状態でよく混ぜ、25枚ずつ取り、
自陣にある札をとった場合、その札が1枚減り、敵陣にある札をとった場合、自陣の札の好きな札を敵陣に送ることで 自陣の札が1枚減ります(これを「送り札」という)。 詠み札は百首全てが用意されるのに対して、場にある札は半分の50枚のため、詠まれた歌の札が自陣・敵陣どちらに も存在しない場合もあり、これを「空札(からふだ)」といいます。空札が詠まれているのにも関わらず、自陣また は敵陣のいずれかの札に触った場合や、詠み札が自陣にあるのにも関わらず、敵陣の札を触ってしまった場合は「お 手つき」となります(逆もまた同じ)。一方で自陣(敵陣)にある札が詠まれた場合、その陣の中にある別の札を触っ たとしてもお手つきにはならず、また自陣(敵陣)の札に触れた際勢いがついて札が敵陣(自陣)の札を動かした場合も 、同様にお手つきにはなりません。相手がお手つきをした場合は、自陣の札から1枚、札を相手に送ることができます 。 また、お手つきには、『ダブル』や『空ダブ』と言われるものもあります。『ダブル』は、敵陣の札が詠まれて、自 分がその札を取り、対戦相手がこちらの陣の札を触ったときに成立します。この場合は札を2枚(敵陣取りと相手のお 手つきでそれぞれ1枚ずつ)送ることができ、相手と自分で3枚差がつくことになります。 『空ダブ』は、空札のとき に、敵陣、自陣をともに触ってしまったときに成立します。この場合、相手から2枚札が自分に送られ、相手と自分で 4枚差がつくことになります。 札を取る手は、1試合を通してどちらか片方の手のみが認められる。試合開始後最初に札を取りに行ったほうの手で最 後まで取り続けなくてはなりません。 札の配置は競技中に、相手に宣言することで自由に動かすことができる。ただし、頻繁な移動や、一度に大量の札を 移動させることは、マナー上好ましくないこととされています。 これらを繰り返し、自陣の25枚の札を先に絶無とした方を勝者とし、競技は終了します。 |
*散らし取り(お散らし)* |
|
*逆さまかるた* |
本来の百人一首は上記である散らし取りが一般的であるが、この逆さまかるたは読み札(絵札)が取り札になり、下の 句札(取り札)が読み札となるものです。 このゲームの目的は「下の句を聞いて上の句を知る」ための訓練ゲームでもあります。もちろん、多くの札を取った 人が勝ちとなるが、取り札である読み札には漢字が混じるため視覚からくる思わぬ錯覚なども加わって、思わぬとこ ろで「お手付き」があるのもこのゲームの特徴です。 |
*リレーかるた* |
源平とは源氏と平氏のこと。二チームに分かれて団体戦を行うのが源平合戦の遊び方です。
源平合戦と同じルールですが、取る人が順次交代する点で異なります。 |
*坊主めくり* |
裏向きに積まれた札の山がなくなるとゲーム終了。このとき最も多くの札を手元に持っていた参加者が勝者となりま す。 さまざまな地方ルール(ローカルルール)があり、例えば次のようなものが知られています。
|
*青冠* |
坊主めくりと同様、首は読まず、読み札のみを使用し取り札は使用しません。
この手順を続け、最初に手札を無くした人のいるペアの勝ち。これを何回か行い勝敗を決めます。 |