- ソプラニッシモ(ピッコロ)サックス
(Sopranissimo(piccolo) saxophone)
B♭菅です。
音域はソプラノサックスの1オクターブ上です。
吹くためには技術を必要としたり、あまり市場に出回らないので、演奏されることはめったにありません。
- ソプラニーノサックス
(Sopranino saxophone)
E♭菅です。
音域はアルトサックスよりも1オクターブ上です。
サックスのアンサンブルなどで使われることがあります。
またジャズプレーヤーが持ち替え用の楽器として使うことがあります。
- ソプラノサックス
(soprano saxophone)
B♭管です。
音域はテナーサックスよりも1オクターブ高いです。
形は本来はネックからベルまでまっすぐですが最近では、アルトなどと同じようにネックが曲がったソプラノサックスも増えてきました。
また、ネックだけでなく本体もアルトサックスのように曲がっている形をしたカーブドサックスというものもあります。
テナーサックスと同じ調性なのでJAZZなどではテナーサックス奏者が持ち替えて吹くことが多いですが、吹奏楽ではアルトサックス奏者が持ち替えて吹くことが多いです。
吹奏楽で使われることはあまりないのですが、サックスでのアンサンブルや、POPSなどたまに使われることがあります。
- アルトサックス
(Alto saxophone)
E♭菅です。
音域はヘ音記号のレ♭(D♭)から約2オクターブ半上のラ♭(A♭)までで、サックスの音で言うとシ♭ソ♭まで吹くことができます。
またハイF♯キーがあるものは半音上のラ(A♭)まで吹くことができます。
形はネックというマウスピース(吹くところ)につながっているところがうねうねと曲がっっています。
また、本体がほぼ90度にまがっていますが、ごく稀にストレートアルトといってネック以外のところがまっすぐになっているのもあります。
サックスを想像したらこの形を想像する人が多いので一番一般的なサックスだと言えます。
吹奏楽ではクラリネットやトランペットなどといった楽器と一緒にメロディーラインを奏でたり、POPSなどを演奏する時はソロを吹くことが多い楽器です。
- テナーサックス
(Tenor saxophone)
B♭菅です。
音域はヘ音記号のラ♭(A♭)から約2オクターブ半上のミ♭(E♭)までで、サックスの音で言うとアルトサックスと同じで、シ♭からソ♭まで吹くことができます。
またハイF♯キーがあるものは半音上のミ(E)まで吹くことができます。
アルトサックスと比べて、ネックや本体が長く、管の曲がりが大きいですが基本的なつくりは、アルトサックスと一緒です。
また、アルトサックスと同じようにごく稀にストレートテナーもあります。
アルトの次によくつかわれる楽器です。
吹奏楽では、アルトサックスよりも音が低いのでアルトサックスと比べるとメロディラインは少ないですが、トロンボーンやユーフォニウムなどといった楽器と一緒にハーモニーや副旋律を奏でたりします。
- バリトンサックス
(bariytone saxophone)
E♭管です。
音域はアルトサックスよりも1オクターブ低いです。
また他のサックスには存在しないローAキーがあり (A)サックスの音で言うとラの音まで出すことができます。
このローAキーは昔のバリトンサックスにはなく、最低音はアルトなどと同じくシ♭まででした。
吹奏楽では、チューバやバスクラリネットなどといった楽器と一緒にリズムなどの伴奏を担当することが多いですが、他のサックス(アルトサックス・テナーサックス)や他の楽器と一緒にメロディーを吹いたりハーモニーを奏でることもあります。
- バスサックス
(Bass saxophone)
B♭菅です。
音域はテナーサックスよりも1オクターブです。
形はバリトンサックスと似ていて、たまに吹奏楽やサックスのアンサンブルなどで使われます。
- コントラバスサックス
(Contorabass saxophone)
E♭菅です。
音域はバリトンサックスよりも1オクターブ下です。
世界でも20台ほどしかなくて、日本には3台ほどしかないです。
大きさは全長200cm前後あるので、背の高い成人男性以外は脚立を必要とするくらい大きいです。
あまりにも大きすぎるので2000年に大きさ144cmのコントラバスサックスのチューバックスが発売されています。
- サブコントラバスサックス
(Subcontrabass saxophone)
B♭菅です。
音域はバスサックスよりも1オクターブ下です。
上のページや前のページで紹介したサックス以外にも、メロディサックス、コーン・オー・サックス、サクシー・スライドサックス、オーロクロームなどなどサックスには調べれば調べるほどたくさんの種類のサックスがあります。気になる方は、是非一度調べてみてはいかがでしょうか?
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