北方町立図書館                                北方町の歴史




※写真 11月11日撮影

 開館  昭和63年7月
 敷地  2,345.25u
 建築廷面積  1,143.61u
 構造  鉄筋コンクリート造1部2階建

図書館住所:岐阜県本巣郡北方町北方1816-4
* 利用時間  火曜日〜土曜日 午前10時〜午後6時
        日曜日     午前10時〜午後5時
* 
休館日 毎週月曜日・月末日・年末年始
(月曜日が祝祭日の場合は、その翌日が
休館日となります。


北方町立図書館の概要
町民に図書を貸し、読書の機会を作ること、
町の歴史資料の展示をし、町を愛し、文化の香り高い町にしていくことを願って建設された施設です。


町立図書館には、たくさんの本が借りることができたり、見たりすることができます。
さらに、1階と2階に机があり、そこで本を読んだり、勉強することができます。
特に注目してほしいのは「郷土資料コーナー」があり、町を詳しく知るための藩や資料などがたくさんあることです。
また、「歴史資料展示室」では、古い資料など実際に見て学ぶことができます。



そして、この町立図書館の入口にある門は冠木門と呼ばれる、とても歴史ある門となっています。

*歴史資料館*
入場料:無料
歴史資料展示室の様子
町の歩みが、具体的に理解できるように、次のような資料が展示されています。


・北方町の航空写真                  
・江戸時代の村の絵                  
・安藤(安東)伊賀守、北方戸田氏に関するパネル
・北方町旧施設、災害に関するパネル       
・北方水音文庫の標の現物と関係資料       
・江戸時代から昭和初期の産業に関する資料   
(北方の豪商渡辺家、印刷業、電車の開通パネル)
・サントメ縞の現物と関係資料            
・北方の史跡地図                   
・円鏡寺に関する資料 
                



*冠木門*

* 指定別      町 
* 分類        建造物 
* 時代        江戸
* 西暦        1698年 
* 寸法        門 内巾2.4m 内高 2.35m 
            全体 外巾6.5m 屋根までの内高 3.5m 
* 指定年月日   昭和30年9月30日 
* 所在地      岐阜県本巣郡北方町高屋1065 

※写真 11月11日撮影












冠木門とは、時の太鼓と同じく、
江戸時代に北方を支配した旗本戸田氏の初代光直は、武芸に優れ、馬術を将軍綱吉に上覧したところ大いにほめられ、ほうびとして「冠木門」の建築を許されました。
当時冠木門は大名の城下町以外では許されませんでした。
北方では、町と町との間、新町本町石町駒来町仲町戸羽町増屋町俵町大門など13か所に作られ、夕方になると門が閉められて、許可がないと通れませんでした。
明治時代になってこうした門は不要になり、北方の冠木門もあちこちに移転されましたが、
現代でも改築されて、4か所ほど残っています
この町立図書館の冠木門は、北方高屋に残っている冠木門を参考にして復元したものです。




*うだつ*

※写真 11月11日撮影

図書館にも、うだつがあります。
屋根の一部を高くして瓦ぶきのかべを作ったもので、火事の広がりを防ぐ役目をしています。
町方三役といわれる特別の人だけに許されました。
これは、宗門改めなどの記録が火事でなくならないようにするためです。
<一部の家だけ許されたもので「一生働いてもうだつがあがるぬ」とのことばもつかわれています。>







*瓦*










図書館の庭には、瓦が飾られています。
この瓦は貴重な瓦らしく、周りには柵がしてあります。
近くで見ることはできませんが、遠くでも十分に見ることができます。









※写真 11月18日撮影