木造金剛力士像                             円鏡寺

 分類  国
 指定別  重要文化財
 時代  鎌倉
 西暦  1296年
 作者  運慶
 寸法  高さ 218m
 指定年月日  大正14年4月24日
 所在地  岐阜県本巣郡北方町北方1345
 所有者  円鏡寺
 所有者住所  岐阜県本巣郡北方町北方1345
 管理者  円鏡寺




       吽形                                                          阿形     
 
       
            閉じているのが吽(うん)形力士像。                       口をあけているのが阿形金剛像。         
                                
                               

阿吽の呼吸>とはここから来ている。


また、この二つの阿形、吽形は人間の生涯を表しています。
阿形は、人間が生まれた時(おぎゃーと言って生まれてくる)を表し、
吽形は、人間が死ぬ時(口をつむって死んでいく)を表しています。






              
金剛力士像
楼門の左右に立っている金剛力士像(仁王)は運慶の作と伝えられています。
仁王は、寺の入り口に立ち、仏の世界を守る役目をしています。

目は玉眼でできている。
筋肉表現など、大袈裟にならずに、
勇猛相のこの種の像としては、むしろ優しく、しとやかな造りとなっている。

仁王像の昔話
昔外国人観光客が円鏡寺に訪れた時に、仁王像を見てあまりにも感動し、
目をナイフで取ろうと思い仁王像にナイフを入れたと言われている。
その証拠に今でも仁王像の目のあたりには、ナイフが入った跡が残されている。




玉眼...水晶・珠玉・ガラスなどをはめ込んだ彫刻などの目

※写真 11月11日撮影