木造聖観音立像                            北方町の歴史   
            

 分類  国
 指定別  重要文化財
 時代  平安末期
 作者  補陀落上人
 寸法  高さ 167m
 指定年月日  大正3年4月17日
 所在地  岐阜県本巣郡北方町北方1345
 所有者  円鏡寺
 所有者住所  岐阜県本巣郡北方町北方1345
 管理者  円鏡寺

※写真提供 きたがたまなびすと


補陀落上人の作といわれている。
姿は、両手で蓮華(れんげ)を捧げて岩座の上に立つ来迎(極楽浄土へ導くため阿弥陀仏や諸菩薩(ぼさつ)が紫雲に乗って迎えに来ること)式である。
寄木彫眼(仏像の眼部に水晶をはめ込んで、実際の人間の眼(め)に近い輝きをもたせたもの。)
体全体、金色である。
頭上に結んだ理髪は低く、宝冠台(宝石で作られた冠の台)は外に開いて眼は伏目。
像身をまとう天衣の衣文の表現は平行線を描いて美しく、藤原末期の様式に属する平安末期から鎌倉初期の作である。
円鏡寺の本尊であり、高さが167cmと大人ほどもある美しい姿をしています。