北方町には揖斐線と呼ばれる鉄道が通り、美濃北方、北方千歳町、北方東口という3つの駅が町内にありました。
揖斐線は、岐阜市の忠節から大野町の黒野までを結ぶ、全長12.7qの鉄道でした。
黒野からは、谷汲線につながっていて、谷汲まで行くこともできました。
岐阜市内へはつながっていませんでしたが、1967(昭和42)年から岐阜市内線への直通運転を始め、便利になりました。
そんな電車がなぜなくなってしまったのか。
以前は、高校生や会社へ行く人、谷汲山へお参りに行く人たちもよく使っていました。
しかし、自転車で谷汲まで出かけたり、会社に行ったりする人が増えると、電車を利用する人が減り、
2001年(平成13)年9月30日、黒野から本揖斐までの運転は、谷汲線といっしょに廃線になりました。
その後も電車を利用する人は減り続け、何とか電車の運行を続けられないかという話し合いもされましたが、
2005(平成17)年4月1日に岐阜市内線など他の路線といっしょに揖斐線は廃線になりました。
現在は路線をはずす工事が進み、バスが鉄道の代わりとして運行されています。
また揖斐・谷汲線の車両は現在、北方町にある「手づくりパン 歩絵夢」というところに売り場とイートインスペースとして利用されています。
営業時間 | 8:30〜20:00 |
定休日 | 火曜日・水曜日 |
住所 | 岐阜県本巣郡北方町柱本2-125-2 |
駐車場 | 有 |
2003年10月オープンの「手づくりパン 歩絵夢」は2004年に廃線になった揖斐・谷汲線の車両(モ750形)が店内にあり、売り場とイートインスペースになっている、
絵本の中から飛び出したような遊び心いっぱいのパン屋さんです。
「子ども達に夢を描いて歩んでほしい」という思いでつけた店名を表すように、本格派の食事パンからキュートな菓子パンまで幅広い品揃えです。
いずれも添加物を使わず厳選した素材で作られていて、美味しさと安心を同時に提供しています。
子どもも大人も、どれにしようか迷いながら楽しめてしまうほどアットホームな空気に包まれています。
「手づくりパン 歩絵夢」にはこのように可愛くておいしいパンが売られています!!
このようにパンが数多く並べてあります。
こちらが買ったパンを食べることができるイーストインスペースとなっております。
売り場とイーストインスペースは廃線となった車両となっているので
車窓席はそのままとなっています。
時刻表もあります。
廃線となった車両が今となってはパン屋さんとして利用されています。