法隆寺地域の仏教建造物
〜ほうりゅうじちいきのぶっきょうけんぞうぶつ〜

   法隆寺地域には世界最古の木造建築が数多く残っています。7世紀に法隆寺・法起寺(ほうきじ)ほかの仏教寺院が造営され、これらの寺院では現在も宗教活動が続けられています。法隆寺は、7世紀初期に創建がはじまり、現在の伽藍(がらん)は西院及び東院と子院群で構成されています。西院は7世紀後半から8世紀初頭にかけて再建されたもので、東院は8世紀前半に建設されたものです。

 西院の主要建物である金堂・五重塔・中門・回廊は、中国や朝鮮にも残存しない初期の仏教建築様式であり、両院のほかの主要建物は主に8世紀から13世紀に建てられたものです。両院の周囲にある子院は12世紀ごろに建築が始まり、しだいにその数を増やしました。17世紀から18世紀にかけての建物も多く、日本の仏教寺院建築の変遷(へんせん)(うかが)うことのできる文化遺産が集約されている地域と言えます。

 法起寺は7世紀に創建された寺院ですが、いまは706年に完成した三重塔のみが残っており、法隆寺西院と同様、初期の仏教建築様式による建物です。 

〜概要〜
登録年数 1993
住所 奈良県生駒郡斑鳩町
登録区分 文化遺産


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世界遺産(世界文化遺産)法隆寺地域の仏教建造物
 世界遺産法隆寺地域の仏教建造物

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