岐阜和傘 について
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   名称 岐阜和傘 
主な制作地 岐阜市加納地区 
素材 竹、木、和紙(美濃和紙など)
種類 番傘・蛇の目傘・野だて傘・舞踊傘
 備考 お土産としてのインパクトは強い。
祖母の世代は嫁入り道具として持ってきたそう。 
 

                                                        
                                                                                      
  
 岐阜和傘は岐阜県を代表とする工芸品で、岐阜市の加納地区を中心に生産されています。


種類は多く、男性用と女性用で大きさも違います。

詳しい歴史と知識について←ココをクリック!


↓これより下は写真も入れて、私が感じたことを交えて書こうと思います。

今回和傘を撮影するにあたって、ご近所の方に協力を求め傘を貸していただきました。



それがこちらの和傘ですが、大人用と子供用の小さな傘の二本を貸していただきました。
私は和傘自体触るのが初めてで、壊してしまうのではないかと緊張しましたが、二つともとてもしっかりとした作りになっていて、
簡単には壊れない丈夫さがありました。

閉じている時点では、柄と傘の部分に隙間がないので、傘を少し回して隙間を作ってからその隙間に手を入れて開きます。
開く時は普段使っている傘と同じで、柄についている金具(和傘の場合は木製)を押し上げて開きます。

すると和傘の大きさ、また内側の美しさを知ることができます。
開く前↓


和傘の内側↓
  
↑柄は木で作られており、つまみが引っ掛かる部分は竹です。
計算しつくされた構造になっており、多くのパーツが重なり合って開いたり閉じたりするのは、凄いというより美しいです。

               子供用の和傘の内側↓ 小さくてもしっかりとしていて、年季の入ったものでしたが壊れているところはありませんでした。
               ←この和傘の柄やつまみは竹で出来ています。

私が驚いたことは、傘の柄には二つの引っ掛かりが付いていて、ひとつめの引っ掛かりで止めれば少しすぼんだ形に、ふたつめの引っ掛かりで止めれば
大きく開いた形になるという機能が付いていたことです。これは普段使っている傘にもない特徴で、小さくしても人が入れる大きさになったので、すごいと思いました。

ひとつめのつまみで止めたとき↓(外側)                                              (内側)
   
ふたつめのつまみで止めたとき↓(外側)                                              (内側)
   
傘を大きく開くと、その大きさは大人の女性が余裕で二人は入れる大きさになりました。一人で入るならとてもゆったりとしています。
また、傘の柄の一番下についている金具以外は金属が何処にも見当たらず、全て竹や木や糸などで出来ていました。

傘に使われている和紙には油が塗られており水にも強いので、雨傘として使うことができます。
また傘の骨には漆が塗られていて、折りたたんだ時も美しい状態になっています。