渋うちわは、漆のかわりに柿渋を用いて仕上げます。
柿渋を用いるのは昔の防腐剤の代わりで、竹や紙に虫がつかないようにというのと、
紙の強化に加え柿渋の中のタンニン成分による色の変化を楽しむことが出来るからです。
柿渋はガラ柿という小ぶりの柿の渋を使っています。ガラ柿は現在大変希少な柿です。
日がたつにつれて渋のもつ色艶が増し、年々濃くなっていく上に丈夫でやぶれにくいという特徴があります。
渋うちわについては今回、写真を撮ることは出来ませんでしたので絵を貼ります。
↑このように年々色が変わり、趣が増して毎年楽しむことができるので、インテリアとして飾るひとも多いようです。
ニスなどを塗って光沢を出したりはせず、柿渋本来の色をそのままに出しています。
気になった方は是非画像など検索してみて下さい!!