神社の拝殿の近くには大きい杉があります。この杉は、逸見杉は、承久の乱の勲功で大桑郷を治めることとなった、逸見又三郎重氏のお手植えと伝えられ、樹齢約800年、目通り5.2メートルで、市指定天然記念物となっています。
社伝によれば、天長3年(826年)5月のある日激しい雷と雹の中、天之常立神と天神七代、地神五代の17柱の神々が降り立ち、国内守護のためこの地に神社を祀るようにと命じて去っていったという。一説に、「美濃国神名帳」に載せる山県郡十二社の中の「正四位下
裁主明神」であるという。室町時代、土岐頼芸が大桑城城主となると、石清水八幡宮を勧請、合祀して「十五社大権現」と改称し、以後土岐氏の氏神として保護された。元録14年、本殿を改築(現本殿)、文化9年(1812年)、岩倉具選によって「十五社大神宮」と改称された。明治5年、現社名に改称して村社となり、昭和19年に郷社に昇格した。