※情報は関市ホームページを参考にしています。
関に刀鍛冶が発祥したのは鎌倉時代のことです。
伝えによれば、寛喜元年(1229年)、元重なる刀匠が関に来て、
ここで刀を打ちはじめたのがそもそもの発端とか…(☆∀☆)
当時の関は飛騨連山の窓口で、炉に使う松炭はたやすく得られ、
その上鍛刀に欠かせない焼刃土にも良い土があったのです。
それに加えて良質の水、長良川と津保川の船の便…。
刀匠にしてみれば、まことに理想的な条件を備えていたというわけです。
美濃での刀剣の生産は、鎌倉時代から知られます。
特に室町時代以降は、関を中心に多くの刀工が活躍し、その作刀は
「折れず、曲がらず、よく切れる」実用化向きの刀として重宝されました。
美濃の刀は、山城(京都)、大和(奈良)、備前(岡山)、相模(神奈川)とともに
「五箇伝(刀剣の代表的流派)」のひとつにも数えられ、
関は現在でも刃物の生産として有名です。
刃物祭りでは、これらをお手頃価格で手に入れることができます。

